スヴェーデンボリ出版サポーターズクラブ(SPSC)のめざすもの

スヴェーデンボリ出版サポーターズクラブ(SPSC)のめざすもの

SPSC事務局員 鈴木泰之

「めざすもの」としましたが、「めざすべきもの」でもあり「めざしたい」ものでもあります。
スヴェーデンボリ出版を立ち上げた時から、その読者に対して出版社(者)はどうあるべきであるか、どのようなものを読者は望むのだろうか、ということが常に念頭にありました。ここではスヴェーデンボリ出版の刊行物の読者だけに対象をしぼります、次の2つものが考えられます。

1 スヴェーデンボリを読む者たちの間の「交流」
スヴェーデンボリの著作は特別だと思います、ここにはこれまでなかったような「啓示」があります、そして、このように感じている人たちがお互い交流できる場があれば有益であろうと思います。最初はひとりで読んでいても、それで充分ですが、そのうち、読んでいる者同士でどのような思いなのか話し合ってみたいという要求が生まれるはずです。

2 出版社(者)から読者への呼びかけ、またその反応、この間の「交流」
出版は、著作を刊行し、それを読者にわたすだけという一方通行となりやすいですが、そうしたことを私は望みません。読者からの反応が「良い出版社」をつくるもととなるからです。すなわち、読者が「でき・ふでき」を的確に評価することです。装丁や組み版(書体や大きさ、スペースなども含めて)また内容的には誤植や誤記の指摘し、よくわからない内容への質問や意見を出版社へ伝えることが、さらなる良書づくりに欠かせないと思います。そして出版社はそのような要望に応えることが必要です。例えば、誤植等があったとき、それを読者に伝えることです。

このような「交流」を実現する手段として、また単なる読者であるでなく、その出版を積極的に支える人たちが集まってほしい、との思いからその組織の名前を「スヴェーデンボリ出版サポータズ・クラブ(SPSC)」とし、去年、設立しました。これは「読者の会と別称することもあります。
「会則」にもありますが、私のめざす「活動」を以下に述べます。

0 「会員」を集める
不特定多数を対象にするのでなく、対象者をしぼることでより効果的な活動ができる。
また会則など準備する(これは決定しました)。ひろく誘ってくださればありがたいです。

1 「会報」の発行
その内訳は
(1) 会員同士の交流の手段とする。内容的には「読後感想」「便り(近況報告)」「意見(主張)」。
(2) 出版社から読者への情報提供。新刊や近刊の案内、また新刊書や既刊書についての著者など情報。
これとは別に「刊行物案内」を適宜発行する。

2「交流会」「勉強会」の開催
「交流会」は1~2年に一度開ければよいかなと思っています。なお来年のことを言うと時期尚早かもしれませんが、3月以降に「スヴェーデンボリ出版設立五周年」を祝い、それと同時に「読者の会」第1回交流会を開きたいと願っています。その詳細は今後お知らせします。
「勉強会」については「著作を原典で読む」が念頭にあります。すなわち、「ラテン語の概略を学び、自分自身で原典から読めるようにする」ことを目指しています。まだ構想中ですが、3日間ぐらいの集中講義とし、読むためのコツをつかめるようにできたら、と考えています。とりあえずは、その教科書としても使える「対訳書」つくりをしています。その対訳書とは「スヴェーデンボリの印象的なことばの抜粋集」です。現在取り組んでおり、それができあがったら、勉強会を開いてみましょう、たとえ3~4人でも行ないます。

3 スヴェーデンボリ出版を支援する
運営は会費でまかないますが、会費とは別にいろいろ支援していただければ(広告を載せるなどの)広報活動をするなどできると思います。
別の言い方でまとめてみます——SPSCは何のためにあるのか
① 出版社として読者への「アフターサービス」、すなわち「出版して、それだけ」でなく、読者からの質問に答えたり、『誤訳などの訂正』(これが最重要)『今後の出版予定』など知らせる。
② 「読者同士の交流をはかる」、これには「講演会・勉強会」なども加わる。とりあえずは「会報」がその役割をになう。
③ いろいろな形で出版事業を支援する。

なお、次号から「スヴェーデンボリ出版のめざすもの」を連載する予定です。

〔2014年6月発行「SPSC会報」第4号に掲載〕

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