訳語・用語の研究ー「対応する・表現(表象)する・意味する」について

「対応する・表現(表象)する・意味する」について

「著作」で、特に聖書の解説で、よく使われる言葉であり、意味もよくわかっているかと思いますが、その違いを人間の笑いを例にしてまとめておきます(Frank Rose “WORD IN SWEDENBORG”より)。

対応する:笑いが純粋なものであり、ある人物の内部からの幸福な感情を起源とするとき、笑いは幸福に「対応します」。

表現(表象)する:笑いがつくりあげたもの(見せかけ)、すなわち、写真や描かれたものなら、その笑いは「幸福を表現しています」。

意味する:「笑い」の言葉は「笑いを意味します」。

一般的に、生きているものは「対応」し、人々や物事は「表現」し、言葉や語句は「意味」します。

ローズ師の本に以上のようにありました。やや簡略に過ぎると思いますのでラテン語を紹介しておきます。repraesentoやsignificoにはいろいろな「意味」があるとわかります。
correspondeo ①一致する、調和する…②[自然的な面と霊的な面での物事が]対応する
repraesento ①見える形で示す…②代表する…③言葉で知らせる、表現する…④象徴する・表象する
significo ①伝える、表現する②[言葉や表現が]意味する③[物事、行動、その他]表わす、意味としてもつ

(鈴木泰之)『SPSC会報』第2号に掲載

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